

こんにちわ。
サリマです。
今日はわたしが進行役です。
わたしたちが
ディロスラテムを倒したというウワサを聞いた
アンドレ・ジャンジール先生から、ある頼みごとをされました。



他ならぬアンドレ先生の頼みですもの。断るわけにはいきません。
アル・ケルト・モレッツァの
アーケードは地下3階に当たります。わたしたちははじめて足を踏み入れました。

聖櫃は2つ目の大部屋で程なく見つかりました。


わたしがアンドレ先生の布をかけた瞬間…

気がつくと、わたしたちはどこか他の場所にいました。強制的にどこかへワープさせられたようです。
どうやらアル・ケルト・モレッツァの
ナルテックスのようでした。でも、何か変な感じがしました。妙に現実感がないんです。
そこでわたしたちが見たものは…。

そう!
ディロスラテム! わたしたちが倒したはず。なぜ?!




ディロスラテムは、ゲートを破壊しようとしていました。
市民を危険から守るために…。そういうことなら! わたしたちもお手伝いします。
ゲートを破壊すると、ディロスラテムは消えていきました。
「今は一息つけたが、これだけでは足りない。
ここの脅威を永久的に封鎖しないと…」という不吉な言葉を残して…。

わたしたちが、ほんの束の間迷い込んだ奇妙な空間。あれは
ディロスラテムの記憶だったのかもしれません。
通常ではとても考えられないことですが、それだけディロスラテムの念が強かったのでしょう。
気がつくと、わたしたちはリボルドウェの街にいました。またワープさせられたようです。


もしも先ほどの
記憶が真実なら、ディロスラテムは完全に冤罪です。
死刑という重大な判決の前に、なぜもっと調査しなかったのか…。
ディロスラテムは冤罪で自害に追いやられたのです。
わたしたちはアンドレ先生にだけは、真実を話すことにしました。

アンドレ先生は
「ディロスラテムの死から立ち直って間がないリボエウドウェの街を、再び混乱に陥れてはいけないから」と、このことは他言無用にとおっしゃいました。

これで一件落着…ということになるんですが…。
冤罪で死に追いやられたディロスラテム主教を思うと、わたしの気持ちは晴れませんでした…。
後日、1人でもう1度アーケードを訪れてみました。
信仰の違うわたしですが、ディロスラテム主教のために何かせずにはいられなかったのです。



ディロスラテム主教…どうか安らかにお眠りください。
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